すなわち、わたしの欲している善はしないで、欲していない悪は、これを行っている。
わたしは自分のしていることが、わからない。なぜなら、わたしは自分の欲する事は行わず、かえって自分の憎む事をしているからである。
そして、夜昼たえまなく墓場や山で叫びつづけて、石で自分のからだを傷つけていた。